イモリ トカゲ ヤモリ の違いは何?夏休みの小学生の自由研究はこれだ!
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最終更新日:2019/07/16
生活
春を過ぎ、梅雨から夏に向けて色々な生き物が何処からともなく出没する季節になりました。
うちの愛猫なんか夕方に散歩に出て行くのですが(自分で勝手にドアを開けます)、時折おみやげを持ち帰ります。
うちのかみさんの足元に口に咥えてきた物を「はい、これ!」ってな具合にポトリ。
次の瞬間
『ぎゃああああ~~~~』と叫び声!!
おみやげは ヤモリ でした。
上手に口に咥えて、殺さないように持ち帰るものだから、連れてこられたヤモリさんも慌てふためき逃げ回ります。
その動きに合わせて又もや
『ぎゃああああ~~~~』の叫び声!!
あちらこちらで雄叫びの連発です。
挙句の果てに、ヤモリさんはシッポを切り離して冷蔵庫の下に逃げ込んでしまいました。
後に残されたうごめくシッポの不気味な事。
こうやって生き延びて行くんだなあと一人感心して眺めておりました。
ところで、このおみやげのヤモリとトカゲ、それにイモリと似たような小怪獣たちの違いが分かりますか?
同じように見えても、実は全然違うのですよ。
◇
違いは何?
トカゲとヤモリは、爬虫類です。
イモリ は水際にいる両生類です。
カエルやサンショウウオなどと同じ仲間になります。
私の地域では、お腹の色が赤いので「アカバラ」とも呼ばれています。
爬虫類が嫌いな人はじっくりと見るのも怖く逃げ出してしまいますが、好きな方はこれ程可愛い生き物はないくらいに手に持って遊んだりしますよね。
私もどちらかと云うと駄目な方ですが、このくらいの大きさはまだまだ大丈夫ですが、ヘビとなったら一目散に走り逃げますぞ。
◇
トカゲ
有鱗目トカゲ亜目に分類される爬虫類の総称を呼びます。
通常4本の足をもち、外耳と開閉可能な瞼を持っており種類数が多いグループ。
熱帯地方を中心に4000種類以上がいます。
ニューギニア島に生息するハナブトオオトカゲは最大全長4mを超える大きさの物も記録されています。
トカゲは主に石垣や庭のすみなどにいます。
私の住んでいる地域は九州ですが、よく見かけるのは茶色でおなかが黄色のカナヘビという名のトカゲと、
幼生が青くてキラキラしていて、大人になると茶色のしまでキラキラしているニホントカゲの2種類がいます。
昼行性で昆虫や蜘蛛などを捕らえて食べます。
危険を感じたらシッポを切り離しますが、また再生します。
◇
ヤモリ
ヤモリの前肢の指の数は5本あるよ。
有鱗目トカゲ亜目ヤモリ下目ヤモリ科に属する爬虫類の総称
漢字で(家守、守宮)と書きますように、人家に住み着き、夜行性で壁を伝い昆虫類を食べます。
夜行性でよく外側の窓や壁に張り付いて、やって来るガやハエ、クモなどの小型の昆虫を捕らえて食べているのがヤモリです。
家に寄り付く害虫を食べて守ってくれるので「家守」と呼ばれています。
足の裏には無数の毛が生えて毛状突起があり吸盤の役をして、この吸盤付き足でガラスや壁に張り付いて捕食します。
体の色は灰色でコンクリートの壁に似ている色をしているため、見つけるのは中々困難です。
トカゲと同じように、危険を感じたらシッポを切り離しますが、また再生します。
◇
イモリ
お腹が赤いのがとくちょうだよ。
イモリはトカゲやヤモリと違い、両生類になります。
両生類・サンショウウオ目(有尾目)・イモリ科に分類される動物の総称。
普段は水の中で生活しています。
イモリ → 井守 と書き、井戸を守ると云われて井戸にいる害虫を補食していました。
日本にはアカハラ(ニホン)イモリ、シリケンイモリ、イボイモリの3種が分布するが、シリケンイモリとイボイモリは奄美大島と沖縄本島とその周辺に分布していて、日本本土でイモリといえばアカハライモリの事を言います。
餌はオタマジャクシや水中に生息する小型の昆虫、イトミミズなどを食べる肉食性できれいな河川に生息しています。
都会では少なくなり見かけないそうですが、田舎では田植えの季節になると用水路や田んぼの中に見かけます。
赤いおなかがちょっと不気味ですが、私の小さな頃は捕まえて来て水槽で飼ったりしていました。
小心者ですから、手づかみは出来ず、虫取り網にて捕まえていましたね。
◇
毒はある?
日本にいるハ虫類で毒があるのはハブやマムシ、ヤマカガシなどヘビの一部だけで、その他は無毒です。
私は、昔に「ヤモリのオシッコを目に掛けられたら失明する!」なんて事を云われていましたが、あれは家を守るヤモリにいたずらをするな!の教えだったんでしょうね。
でも、捕まえたりすると噛みますよ。
歯はありませんから、噛まれたらちょっとは痛いですが毒はありません。
一方、イモリは有毒があります。
目の後ろの耳腺から毒液を分泌します。
体内にテトロドトキシンという毒を含んでいて、これはフグ毒と同じ成分です。
お腹の赤と黒の模様で毒を持つことを他の動物に知らせる警告色になっていると考えられているそうです。
触る分には問題がないですが、目に入ると危険で痛みが伴ったり、炎症を起こすと言われています。
イモリは江戸時代から精力剤として『イモリの黒焼き』が販売されていたり、一部の地域ではイモリを焼いて食べる場所もあるようですが死亡例はないようです。
これから考えると、アカハライモリに含まれるテトロドトキシンはそれほど量が多くないのか、強いものではないと考えられます。
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