*

白大島紬 姿の有識者会議の宮崎緑氏の着物はホンジャマカの恵の父作か?

公開日: : 最終更新日:2019/04/02 生活

新元号の有識者会議のメンバー、女性は2人。

 

新元号に選定に携わった女性は千葉商科大学教授の宮崎緑氏直木賞作家の林真理子さん。

 

宮崎緑氏は、1982年(昭和57年)から6年間、MHKテレビのニュース番組「ニュースセンター9時」のキャスターを務め、日本の女性ニュースキャスターの草分けとしても知られる元アナウンサーです。

 

現在は、2015年(平成27年)千葉商科大学国際教養学部教授、同学部長の役職に就かれ、2016年9月23日、明仁天皇が意向を示した「生前退位」への対応に関し、同日付で「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」を設置され、その有識者会議のメンバーに選ばれております。

 

林真理子さんはご存知方も多いと思いますが、直木賞受賞の作家です。

 

1982年(昭和57年)に出版したエッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』が、処女作にしてベストセラーとなり、最近では2018年のNHKの大河ドラマ『西郷どん!』の原作者として活躍されています。

 

「白大島」と呼ばれる大島紬

 

宮崎緑氏は、今回の有識者会議の席上に白く光沢のある着物に、黒い縁取りのある羽織をはおった姿にて出席されました。

その姿は、まるで「卑弥呼のよう」などとSNS上で注目を集めていました。

 

宮崎緑氏は「本場大島紬大使」を務め、以前から紬を愛用しているそうで、今回の着物は「白大島」と呼ばれるもので、

紬は普段着という位置付けだそうですが、こういう席上では厳かな装束にも見えてしまいます。

 

大島紬は、“紬”と表記していますが、現在では、紬糸は使わず、絹糸を使用して作られています。

 

白大島は、陶芸に使われる白土(カオリン)を水に溶かし、不純物や鉄分を沈殿させたアルミ質が残っている水で、糸を染めることを何度か繰り返します。

 

戦後、鹿児島県に移り住んで大島紬を織っていた人が、薩摩焼の原料となる白土に注目し、これを白泥に加工して細かな粒子をもみ込むことで、泥大島のような豊かな風合いを持たせることに成功しました。

これが白泥をつかった特許製法の白大島紬です。

 

白恵泥(はっけいどろ)と云う技法

 

実はこの白泥染めの特許技法『白恵泥(はっけいどろ)』を開発した恵大島紬織物は、タレントの恵俊彰さんのご実家で、

白恵泥は恵俊彰さんのお父様が開発されたものなのだそうです。

 

ホンジャマカの恵俊彰(めぐみとしあき)さんと云えば、デブキャラの石塚英彦さんとコンビを組む傍ら、お昼の情報番組「ひるおび」で何年も司会を勤めていらっしゃいます人気タレントさん。

 

恵さんは1964年12月2日生まれで、鹿児島県鹿児島市の出身です。

 

恵さんのお父さんは恵美知雄さんとおっしゃり、鹿児島県鹿児島市にて恵大島紬織物株式会社という工場を営んでいます。

 

祖父が創始者である代々受け継がれてきた会社で、白恵泥(はっけいどろ)という白泥染に関する特許を取得しており

そのあとを継いだのが恵俊彰さんの父である恵美知雄氏で、白恵泥染の大島紬は従来の白大島と比べ、しなやかな風合い

でシワに対する回復力が強い素晴らしいものだそうです。

 

 

そして白泥は染料ではなく顔料の性格を持つため、絹糸の弱点である色あせ、黄変にも強いものだそうです。

 

しかし残念ながら、後継者不足で『恵大島紬織物』は、機を閉じることになったそうです。

 

今回、千葉商科大学教授の宮崎緑氏が着用された「白大島」も、案外恵さんの御父上の作品かもしれませんね。

 

「白大島」は、普段はお洒落着として、普段より少しおめかししたいときにはピッタリの着物です。

 

「本場大島紬(つむぎ)織物協同組合」(鹿児島市)によれば、「紬は普段着という位置付けだが、こういった改まった場所で着て頂きありがたい。」と喜びの声。

 

昨日に、宮崎緑氏から着用するとの連絡があったそうです。

 

新元号を決める大事な日に、日本の文化をサラッと演出してくれた宮崎緑氏。

 

これで又、着物の良さを再認識してくれたら2020年の東京オリンピックに向けて最高の新元号になりますね。

 

 

 

関連記事

ぴかぴかスマイル、よしお兄さんありがとう。福尾おにいさんのたいそうが始まるよ

おかあさんといっしょ、体操のお兄さん交代 14年ぶり NHKの幼児番組。今年で60周年を迎える『お

記事を読む

今年の茂木ビワは甘いぞー。びわスイーツフェスタで旬の味覚を堪能‼

今が旬の茂木ビワを頂きました。 今年は天候にも恵まれ、甘さと云い最高の出来なんだとか。

記事を読む

バス運転手の高齢化。若年層不足が交通事故に拍車?過酷な労働実態

  連日、高齢者の交通事故のニュースが後を絶ちません。 高年齢者と言っても私も

記事を読む

放課後等デイサービスでさせる、休校・休園時の子供の室内運動と遊ばせ方

  長引くコロナウイルスの感染対策に幼稚園や小中学校の休校や休園が続いています。

記事を読む

パプリカは色で栄養価が違う?子供が好んで食べるのは何色?

  夏野菜として今の時期に美味しいパプリカ。   色もカラフル

記事を読む

ある日突然景色が歪んで見え、高血圧から加齢黄斑変性症に。症状と注射治療の結果報告

突然、目の前の景色が歪んで見え、焦点が合わない   『何か、前のトラックの荷台が曲

記事を読む

梅雨にぬいぐるみにカビ発生!天日干し?洗う?子供が舐めたら大変だ!

  こんにちは、愛猫クウのジイジです。 梅雨の時期がやってきますねえー

記事を読む

インフルエンザで交通死亡事故!? 風邪とは違う高熱の怖さとは

    暖冬の思いがあったのですが、12月に入り急に寒さが増して今年

記事を読む

60過ぎでも40肩?突然の腕・肩の痛みに耐えられない症状の緩和ケア

突然に肩の痛みに襲われました。   車の運転中に、信号待ちにて後部座席の帽子を

記事を読む

春1番の次は黄砂・PM2.5と飛来して来ます。花粉と同時期で花粉症には辛いですね。

間もなく黄砂がやって来ます。 春1番が吹いて、3月から4月にかけて黄砂が飛んできます。 「春の兆し

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

おもちで年寄りの窒息死多発。誤嚥の原因がモチなのになぜ食べさせる?

  こんにちは、愛猫クウのジイジです。 &nbs

塩の湿気はこうして防ごう。簡単な三つの方法でサラサラ塩に。

  こんにちは、愛猫クウのジイジです。

災害時の3蜜対策。自主避難で車中泊と車移動は危険も伴うリスク

  こんにちは、愛猫クウのジイジです。 梅雨に突

加山雄三の脳梗塞後の容態は?ピアノに手を置き歌う姿がショック!

こんにちは、愛猫クウのジイジです。 長引くコロナウイルスの影響で

部屋干しの5か条!くさいにおい の消し方。たった5つのことで解消できる

  こんにちは、愛猫クウのジイジです。 &nbs

→もっと見る

  • どうもこんにちは。
    クウちゃんパパと申します。
    現在長崎県は長崎市に住んでいる団塊世代の親父です。

    団塊世代とはなりましたが、老け込むにはまだまだ先の話。
    今は時間の制限も無く、1日置きに介護事業所の送迎車の運転手として勤めながら、適度の運動(ウオーキング程度)と妻・愛猫のクウちゃんと面白おかしく日々を過ごしております。

     

PAGE TOP ↑