*

1978年のマスターズにて魔女に取り憑かれた中嶋常幸の悪夢は覚めたのか

公開日: : 最終更新日:2019/04/14 スポーツ

今年もゴルフの祭典マスターズが開幕しました。

 

世の100叩きゴルファーの皆さんも朝早くからテレビ画面に釘付けでしょう。

 

お馴染みのプロゴルファー中嶋常幸さんが今年も解説者としてスタンド観戦です。

 

この素晴らしいオーガスタのゴルフ場に毎回来られて解説する中嶋常幸さんは

 

もう悪夢からは覚めたのでしょうか?

 

マスターズトーナメント

 

アメリカ合衆国ジョージア州オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラを会場に開かれている

 

ゴルフメジャー選手権のひとつ。

 

1934年から開幕しており、毎年4月2週目の日曜日に最終日を基準に開催される。(日本時は月曜)

 

出場選手は前年度の世界各地のツアーでの賞金ランキング上位者、メジャー優勝者など。

 

招待資格を満たす名手(マスター)たちしか出場できないことから「ゴルフの祭典」として敬愛されている。

 

コースの設定は非常に厳しく、グリーンに至っては他に類を見ないほどに高速に仕上げてある。

 

それが「オーガスタのグリーンには“魔女”が棲(す)む」とよく言われる由縁ですね。

 

 

とりわけ、INの11番・12番・13番の3つのホールに至っては「神に祈る」

 

と言う意味も込められたのかは分からないが別名《アーメンコーナー》と呼ばれています。

 

クリークがグリーンの前を遮り、ショットが短ければクリークに入るし

 

奥に外せば長く伸ばされたラフと下り傾斜の高速グリーンが待ち受ける。

 

毎回決勝ラウンドになれば、グリーンを取り巻く高い木々の上を

 

魔女の使いのように突風がボールを叩き落すのである。

 

こんな難コースでゴルフをした日にゃ、我々クラスは

 

朝早くスタートしても何時に帰り着くことが出来るのか分かったもんじゃないですね。

 

途中でギブアップして、今後しばらくは「ゴルフはもういい」なんて事になるかも。(笑)

 

こんな素晴らしいゴルフのトーナメントを中嶋常幸さんが毎回解説者として登場するのは

 

実力者ゆえに出場した事も勿論ですが、他にも理由があるんです。

 

 

 

 

解説者・中嶋常幸の実力

 

今でこそ人気のゴルファーは松山英樹や石川遼、小平智君と若い人が活躍していますが、

 

昔は大人のスポーツだったんですよ。

 

現在の50代60代の世代には、ジャンボこと尾崎将司、世界のアオキこと青木功

 

この二人を追っていたのが解説者の中嶋常幸さんなんです。

 

 

共に日本男子プロゴルフ界を代表する名選手で、

 

3人の姓を合わせて「AON時代」と呼ばれ一時代を築いておりました。

 

中嶋常幸さんは日本ゴルフツアーで48勝を挙げています。

 

日本ツアー賞金王にも4度輝き、永久シード権も獲得しているような素晴らしい選手なんです。

 

 

彼はマスターズにも11度も出場しており、最高成績は1986年に8位タイの記録があり

 

1986年全英オープン       8位

 

1987年全米オープン      9位

 

1988年全米プロゴルフ選手権  3位

 

と、世界4大メジャー大会に於いてトップ10入りした日本人唯一のプレイヤーなんです。

 

その彼にも苦い苦しい思い出があるんです。

 

 

 

マスターズに於いて

 

1978年、初出場の年でした。

 

予選2日目の13番ホール

 

最後のアーメンホールのパー5 (5打で上がれば良し)

 

 

此処で

 

魔女が目覚めたんです。

 

 

 

このホールで2回、ボールをクリークに吸い込まれ

 

11オン2パットの13打と魔女の洗礼を受けたんです。

 

 

あの時の中嶋選手の顔は忘れられません。

 

打つたびに顔色が画面越しに変わるのがわかるほどでした。

 

素人ならば『ギブアップ』の宣言をすれば済むものですが

 

世界のひのき舞台にては出来ない相談です。

 

このホールを除く17ホールのこの日の中嶋さんは全てパー

 

こんな事って考えられます?

 

 

 

解説者として

 

11番ホール、12番ホール、13番ホール

 

この3ホールが通称【アーメンコーナー】と呼ばれており、

 

今でも中嶋常幸さんの13打は アメリカで(テレビ中継時などに)語り継がれる お話になっているといいます。

 

 

マスターズに出場した選手の中で

 

13番ホールに付いて

 

中嶋常幸さんのコメントが多分1番似あうんだと思います。

 

 

 

だから

 

毎年ゲスト解説者でいるんです。

 

13番ホールの解説を聞いていると、

 

我が事のように話されていますね。

 

もうそろそろ

 

オーガスタの魔女から解放されましたか?

 

 

 

関連記事

萩野さんと戦いたい!カツオの愛称、松元克央。200フリーで派遣標準記録突破だ。

200自由形、水泳界のカツオこと松元克央とは   競泳の世界選手権(7月・韓国)代

記事を読む

廣中璃梨佳 に続け!後輩の未来モンスター瓊浦高校・林田洋翔 !

  長崎商業高等学校出身で現在日本郵政にて奮闘中の廣中璃梨佳さん。  

記事を読む

2,020年、別府大分毎日マラソン!箱根地を駆け抜けた選手達の結末は?

  若手の登竜門として名高い別府大分毎日マラソンが2020年2月2日スタートします。

記事を読む

リレーメンバーのバトンの失敗のメンバーと、受け渡しの規則違反ルール

  陸上世界リレー大会が5月11日にドーハ世界選手権(9月開幕)の出場権を懸けて横浜

記事を読む

ラグビーワールドカップ2019の優勝を占う。アイルランドの選手の実力は?

アイルランド代表を率いるジョー・シュミット ヘッドコーチの元、今大会優勝候補筆頭と言われるトレー

記事を読む

日本選手権の9秒台記録の陰で102歳の現役スプリンターが100mを完走。

  第103回日本陸上競技選手権大会が博多の森陸上競技場で行われていますが、100m

記事を読む

金谷拓実はマスターズベストアマを取れるのか?実力の程は松山英樹とどう違う?

    本年度のマスターズも予選を終わり、後半戦に入ります。

記事を読む

闇営業問題はお笑い界だけではない。相撲界だって蔓延してるんです。

  吉本興業の芸人さんが詐欺師グループの御呼ばれに参加し、金品を貰っていたことが判明

記事を読む

ラグビーワールドカップ2019の優勝を占う。サモアの選手の実力は?

    まずは、サモア代表チームの迫力ある闘い前の儀式「シバタウ」か

記事を読む

貴乃花の教えは生きている。元貴乃花部屋の双子の兄弟力士が同時優勝だ‼

  平幕の朝乃山が初優勝を飾り、喜びを爆発している相撲界ですが、 地味ではあり

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

おもちで年寄りの窒息死多発。誤嚥の原因がモチなのになぜ食べさせる?

  こんにちは、愛猫クウのジイジです。 &nbs

塩の湿気はこうして防ごう。簡単な三つの方法でサラサラ塩に。

  こんにちは、愛猫クウのジイジです。

災害時の3蜜対策。自主避難で車中泊と車移動は危険も伴うリスク

  こんにちは、愛猫クウのジイジです。 梅雨に突

加山雄三の脳梗塞後の容態は?ピアノに手を置き歌う姿がショック!

こんにちは、愛猫クウのジイジです。 長引くコロナウイルスの影響で

部屋干しの5か条!くさいにおい の消し方。たった5つのことで解消できる

  こんにちは、愛猫クウのジイジです。 &nbs

→もっと見る

  • どうもこんにちは。
    クウちゃんパパと申します。
    現在長崎県は長崎市に住んでいる団塊世代の親父です。

    団塊世代とはなりましたが、老け込むにはまだまだ先の話。
    今は時間の制限も無く、1日置きに介護事業所の送迎車の運転手として勤めながら、適度の運動(ウオーキング程度)と妻・愛猫のクウちゃんと面白おかしく日々を過ごしております。

     

PAGE TOP ↑