ショーケンの 傷だらけの天使 水谷豊 岸田今日子にみる生い立ち
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趣味・レジャー
ショーケンこと萩原健一さんが亡くなった(涙)
私の少年時代の大スターの萩原健一がお亡くなりになりました。
今では強面の俳優さんのイメージが強いですが、前身はグループサウンズのボーカリスト。
1960年代のスターと云えばタイガースのジュリーこと沢田研二とテンプターズのショーケンこと萩原健一さん。
グループサウンズ全盛期にはその歌声にて失神する女性までもが出るくらいの大人気の人物でした。
ザ・テンプターズ(The Tempters)
1966年に結成されたアマチュア・バンドが前身。グループ名の由来は、バンドテーマ曲に用いていた、映画『太陽の誘惑』のサウンド・トラックに因んで付けられた。
1965年、東京北区十条の朝鮮学校のリーダーが主催るパーティーに呼ばれ、演奏した。
だが、当日ヴォーカルの女性が体調を崩した為出演することが出来ず、バンドだけで出演し歌抜きの演奏をしていた所、会場からブーイングが起こった。
その為、リーダーがその時パーティーを任されていた最年少の中学生の少年を指名し、ボーカルの代わりをするよう要請した。
その中学生の少年が後のショーケンこと萩原健一だった。
きちんとした歌の練習などをした経験がなく、また大勢の人を前にして歌ったことがなかった萩原は、突然のことだった為とまどったが引き受け、ビートルズの「マネー」とアニマルズの「悲しき願い」を歌った。
会場には萩原の友人が多く、最年少だった萩原がステージに上がって歌ったので、大喝采となり拍手と歓声をあびた。
演奏を終えた後、ギターリストの松崎由治が萩原を誘い、萩原は前出の女性に代わりそのままボーカルとしてメンバーに加わることになった。
「忘れ得ぬ君」でレコードデビューした後「神様お願い!」「エメラルドの伝説」「おかあさん」「純愛」以上4曲のTOP10ヒットを生み、ザ・タイガースとともにグループ・サウンズの最盛期を支えたバンドの一つ。
ザ・テンプターズの解散後に俳優として
解散後に助監督して製作現場に参加していた時に元の主演俳優が降板してしまった為に代役に抜擢され、それにより
俳優としての才能を見い出され転身します。
TVドラマ『太陽にほえろ!』の初代新人刑事=マカロニ役での殉職シーンが格好良すぎて今でも覚えています。
最後のショーケンの最後のセリフ、
「かあちゃん・・暑いなぁ・・」
多感な歳の頃で、何故かわかりませんが涙なしには見れませんでした。
マカロニの殉職シーンは少々意外で、事件とは何の関係もないゴリさん(石塚刑事)のお見舞いに病院へ行った帰り道。
建築現場で立ちション(役柄ですよ)をしていた時にいきなり通り魔に腹部を刺されて命を落としたのです。
このあまりに呆気ない、殉職(正式には職務中ではないので殉職ではありません)シーンは逆にインパクト十分でした。
その後の俳優としての活躍は幾つも思い出があります。
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傷だらけの天使
- 前略おふくろ様
- 時間ですよ
- 居酒屋ゆうれい
- 外科医 柊又三郎
- 課長サンの厄年
その中でも好きなのは『傷だらけの天使』ですね。
オープニング画面の革ジャン姿にサングラス、両耳にしたでっかいイヤホーン。
コンビーフ缶詰を開けて丸ごとかじり、牛乳の瓶の紙ぶたを手を使わずに歯で開け、一気飲み。
学生の頃、萩原健一さんの役柄の木暮修(こぐれ おさむ)のマネをよくしたもんでした。
いや、正直に言えば成りきっていました。
傷だらけの天使の共演者で
このドラマでの共演者と云うか、木暮修を兄のように慕い、修に張り付いて身の回りの面倒を見ているのが乾亨(いぬい あきら)役だった水谷豊さん。
役柄は、今の『相棒』の「特命係」に所属している係長の杉下右京とは似ても似つかないペーペーの役でした。
格好ばかりの使い走りのあんちゃんですね。
主演の木暮修に対して「兄貴ぃー!」と呼び掛けるセリフを「とんねるず」がモノマネしたことから、放送当時を知らない若者にも知られるようになり、現在の地位を築いたと云っても過言では無いと思います。
又、悪徳探偵事務所の女社長の岸田今日子さんの名演技も見逃せません。
文学座に所属し、ブルーリボン助演女優賞を受賞するなど一世を女優として名をはせた方が異色の役にて存在感を醸し出す姿は、当時の岸田今日子 さんを知らなかった私には新鮮な女優さんの発見でした。
あの、ちょっと不気味な(失礼)顔立ちとしゃべり方。
何となく人を寄せ付けないような風貌に、存在感を示されておられました。
後にはファンの一人として、渡辺謙主演の「御家人斬九郎」の母親役『松平麻佐女』様の大ファンとなりました。
今でも「御家人斬九郎」の再放送を楽しみに拝見しております。
これからショーケンこと萩原健一さんの出演されたドラマや映画の再放送が沢山始まる事でしょうが、私の青春時代の良き思い出の1ページとして拝見したいと思います。
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