七十二候。米津玄師も歌にする春雷ももうそこまで来ています。
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生活
七十二候(しちじゅうにこう)とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。
二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のこと。
紀元前の中国で使われ始め日本でも早くから取り入れられましたが,黄河流域が起源の暦は日本と合わず,
江戸時代,貞享暦(じょうきょうれき: 1685-1754)の作者,渋川晴海が日本の自然に合わせて修正した本朝七十二候が作られ,雑節(土用や彼岸など)も設けられました。
桜始開(さくらはじめてさく)
3月26日から3月30日までは、七十二候の第11番目にあたり、桜の花が咲きはじめる季節です。
意味は、「桜の花が咲き始める」と読んで字の如くですが、考えてみれば不思議で凄い事ですね。
紀元前の暦が未だ変わらずに時を刻み切るのは何があるんだろう?
桜始開(3/26-3/30)に、その年の気象の寒暖差にて多少の誤差はありますが、必ず桜の花が咲き、花見の宴をもたらしてくれます。
どんなに災害が発生しても、季節の変化は何千年もの間寸分の狂いも無く訪れます。
桜始開の次は、雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)3/30-4/3
雷乃発声 (かみなりすなわちこえをはっす)
春分の末候に変わり、初雷が鳴り出す頃となりました。
春に鳴る雷を「春雷」と呼びます。
寒冷前線の通過時に発生する界雷で,この雷雨はよくヒョウを伴います。
農作物に被害を与えますのであまり歓迎されません。
春の到来を伝える雷ともいわれ、雷の音に驚き冬眠していた虫たちが目ざめるという理由で「虫出しの雷」という呼び名もあります。
雷といえば夏に多いものですが、「春雷」は夏の雷と違って激しくはなく、一つ二つ鳴ったかと思うと、それきり止んでしまいます。
春の訪れとともに、恵みの雨を呼ぶ雷が遠くの空で鳴りはじめる頃で、恵みの雨として喜ばれた地域もあると聞きます。
米津玄師が歌う春雷
かつては、北海道出身の『ふきのとう』と云う1970年代の山木康世と細坪基佳によるフォークデュオが歌にしていました。
メンバーの山木康世さんの実母が病に倒れ、病気回復を願いこの曲を制作したといわれています。
現在は、米津玄師の2017年11月1日発売のアルバム「BOOTLEG」に収録されている曲が有名ですね。
内容としては、恋に落ちた男性が一喜一憂し、揺れ動く感情を「春」と「雷」という相反するモチーフで描いた楽曲です。
実際の雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)には関係の無いような歌詞なのですが、季節の変動、心の変動というような目まぐるしく変わる様は何となく解るような気もします。
皆さんも一度じっくりと、ふきのとうや米津玄師さんの曲を聴きながら春雷を感じてみて下さい。
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