2019年第日本陸上競技選手権女子5000mの廣中璃梨佳の下剋上なるか?
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スポーツ
2019年第103回の日本陸上競技選手権も100mのレースも終わり、最終日となりました。
男子100m決勝では9秒台を期待して多くの観客に応援されながらも、やはりこの壁は厚い。
サニブラウン アブデルハキーム選手の10.02の大会記録は出ましたが、『9秒台を目の前で見る!』と駆け付けた観客は物足りなさを感じたでしょうね。
筆者もテレビの前にて応援しましたが、レース後のアナウンサーや解説者の方の「追い風が少しあれば出たでしょう」とか、風頼みのようなコメントに情けなくなりました。
世界のレベルは下記のような記録ですぞ。
- 世界記録(WR) 9.58 U. BOLT(JAM・ジャマイカ) 2009
- アジア記録(AR) 9.91 F. OGUNODE(QAT・カタール) 2015
- アジア記録(AR) 9.91 Bingtian SU(CHN・中国) 2018
オリンピックを翌年に控えて、10秒を切ったのどうのとかのレベルじゃ戦えないよ。
日本の若手のレベルも上がってるんだから、あと1年本腰入れてメダルを取れる位に鍛錬してほしいですね。
さあ後は我ら長崎県の星・廣中凜々花(日本郵政G)に期待するしかないですな。
いよいよ女子5000mへの出場です。
◇
女子5000mへの挑戦
今春に日本郵政グループ陸上部に入部し、先輩たちと切磋琢磨し成長続ける廣中凜々花。
得意種目は1500mですが、いきなりの5000mにての大舞台デビュー戦となりました。
5000mの記録的には15.23.58と出場選手30名中11位のタイムですが、そこは伸び盛りの彼女です。
1位の記録を持つ同僚の 鍋島 莉奈選手と練習を重ねているのだから学ぶ事は多かった筈です。
彼女の高校生時の都道府県別駅伝のような走りを見せたら臆する事はありません。
レースを見ながらでは無く、自ずからレースを作って掻き回してほしいと思います。
まだ社会人になって半年にもならないのですから失うものは何も無いんです。
梅雨空の不快な気持ちを吹き飛ばすようなレースを見せて欲しいと願います。
◇
今期の成績
第30回 ゴールデンゲームズ in のべおか 2019年5月4日(土曜日)
女子5,000m(A組) | 廣中 璃梨佳 | 15分26秒82 | 5位 |
1500mや3000mのレースを得意としていましたが、チームに入るとやはり駅伝の距離が必要です。
おのずと5000mのレースが多くなるんでしょう。
それでも結果を残していけるのは凄いと思います。
テレビにて見ていましたが、このレースに名城大学の髙松智美ムセンビ選手も出場していました。
彼女も今や未来を期待される有望な選手です。
年齢もさほど変わらず、都道府県対抗女子駅伝の注目選手として人気を廣中凜々花さんと二分していました。
この時にアナウンサーの方が髙松智美ムセンビ選手を「ミライモンスター」と呼んでいましたが、筆者の中では
「何??」と云う気持ちがありました。
「ミライモンスターは廣中凜々花だろ!」と。
でもでも、よくよく考えたらあれは学生に送る単語で、社会人になってプロと扱われる彼女は卒業してるんだ。
そう解釈いたしました。
◇
最後に
初出場とも云える全国区のレースの幕開けです。
高校卒業から日は浅いですが、どんなふうに成長しているのかとレースが楽しみです。
結果を恐れず、今の力を存分に発揮してほしいと願います。
出来るならば、下手な小細工のような駆け引きをせずに、負けてもいいから福士加代子さんのような見てて気持ちの良いレースを望みます。
本音は・・・・
廣中凜々花よ・・・
下剋上の幕開けだあ~~~~
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