相撲界に巨漢新弟子登場。過去の重量級・最身長・体脂肪率比べ

巨漢の新弟子があらわれた！

3月10日に初日を迎える春場所（エディオンアリーナ大阪）の新弟子検査に

211キロの巨星が現れました。

この重量は、歴代最重量関取の元大関小錦さんの、入門時の１７５キロを大きく上回ります。　

　　　当真嗣斗（つぐと）　　　　宮城野部屋

鳥取城北高　　18歳　　那覇市出身。

身長　　１８３cm

胸囲　　１７１・８cm

小学校の入学式で８０キロあり、小４で１２０キロ、中１で１５０キロと成長。

最後に体重をはかったのは昨年５月で約１９５キロだった。高校には２００キロ以上をはかれる体重計がなく、以降は「測定不能」。

父が経営する居酒屋でもりもり食べ、牛乳は「水と同じ感覚で」１日４リットル飲んでたそうです。

小学６年の時、白鵬が主宰する国際親善大会「白鵬杯」で優勝。

その際に白鵬から「おっきいね」と声をかけられたのが忘れられず、入門先に宮城野部屋を選んだそう。

同部屋となった大横綱の白鳳関の掛けた最初の言葉が、

『　痩せなさい　』　との一言だと。

体重だけでは勝てないのが相撲ですが、これに勝る武器はありません。

『痩せなさい』の言葉を間違わずに、身体を鍛えて体重を落として、
未来の横綱を目指して頑張って下さい。

過去の力士さんの記録を調べてみました。

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体重　№3

第1位　　285キロ　　元大関　　小錦関　　　　　ハワイ州出身

入門時も１７５キロと大きく、ハワイ時代には、アメリカンフットボールやパワーリフティングで活躍していた時に、高見山大五郎関に誘われて入門。

千代の富士関、若貴兄弟、小兵の舞の海関との取り組みは相撲ファンにはたまらないものでした。

巨体を生かしての押し相撲は憎たらしいほど強かったのですが、その重さ故に
膝に負担がかかり、横の攻撃にはもろい面があり、それが可愛さでもありました。

現在は、胃を小さくする手術をして145キロもの減量に成功し、フラダンスを嗜んできた千絵さんとともに、ハワイアンシンガーとして夫婦公演を年間約200公演ほど行なっているのだそうです。

第2位　　279キロ　　大露羅（おおろら）　大響部屋　ロシア

16歳の時点で体重200kgを越えており、地元で怪力と有名。

その重さ故に、動きが遅いのが欠点で伸び悩んでいます。

第3位　　277キロ　　山本山　　　尾上部屋

日本人として最も重い力士として記録に残っていて、新弟子検査時233kg。


中学時代から相撲部で活躍し、高校2年のときに全国高校相撲新人選手権で優勝するなど早くから才能を開花。

2007年の1月場所でデビューし順調に十両まで昇進。

2009年には12場所で新入幕を果たすというスピード昇進を果たした。

2010年に大けがをしてから番付を落とし2011年に引退。

最近の重量力士は、

逸ノ城関　　　212キロ。

臥牙丸関　　　215キロ（現在は190キロ台までおとしているそうです）

日本人では、天風関が205キロ。

ちなみに、幕内力士の平均体重は160kg台だそうです。

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身長

 初代・横綱の明石志賀之助は251.5cmあったと言われています。

又、江戸時代の看板大関だった生月鯨太左衛門は235cmあったと言われています。

しかし生月は227cmと言う説もあり、明石とともに記録が定かではありませんので省かせて頂きます。

昭和になっての記録ですが、1940年（昭和15年）から1954年（昭和29年）までの間、実際に活躍したのが不動岩関だ。

198cmという立派な体格を見込みスカウトされ、16歳のときに初土俵を踏む。

その後も身長は伸び続け、最終的には214cmという昭和以降の幕内力士では最高身長を記録している。

関脇まで昇進を果たしましたが、お酒好きだったこともあり内臓の病気に苦しみ、坐骨神経痛も抱えており、最終的には十両陥落を機に引退した。

引退後は年寄・粂川として審判を任されるが、身長が高いせいで後ろの観客が見えないと苦情があり、異動させられるという逸話が残っています。

外人力士では、外国人として初の横綱となった曙関で、204ｃｍの身長を活かし、強烈な突き押しで相手を圧倒する相撲で人気がありました。

曙関と同じくらい大きかったのが、ブルガリア出身の琴欧州関で、現在の鳴戸部屋の鳴戸親方。

把瑠都関も大きなイメージがあるが、実際は198cm

日本人関取では、貴ノ浪関が196cmで大きかっただが、現役では勢（いきおい）関が195cmあります。

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体脂肪率

成人男性の適正体脂肪率は10～20パーセント位ですが、力士の体脂肪率は30％を超えており、平均は32.5％。

まれに20％台の力士はいるのですが、平均値を見ると、全体に高いですね。

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力士の除脂肪体重と筋肉がすごい

除脂肪体重とは、その個体の全重量から、その個体が持つ脂肪組織の重量を差し引いた、体重に関する指標の1つ。

英語では「Lean body mass」と綴るため、除脂肪体重はLBMと略される。

上位力士と下位力士では、体脂肪率に大きな差はみられず、除脂肪体重にこそ大きな差がみられるのです。

「お相撲さんの体は筋肉の塊！」と言われる理由はこのあたりにあるのでしょう。

毎日毎日、稽古に励んでいるからあのようなぶつかり合いをしても、あまり怪我をしないのですね。

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新弟子の当真嗣斗君。

しっかりと四股を踏んで下半身を鍛え、その重い身体を活かして頑張ってください。