何処に行くマラソン・競歩。大揺れの東京オリンピックの開催地と時間!
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スポーツ
2020年7/24(金)~8/9(日)に開催される東京オリンピックもあと300日も切り、各代表者の選出も進んでいる中、ここにきてマラソンと競歩の開催地で大混乱しています。
いきなり国際オリンピック委員会(IOC)が東京五輪の猛暑対策として陸上のマラソンと競歩を札幌開催に変更する案を言いだしたのです。
今回の提案の“元凶”は猛暑で男子18人、女子28人の途中棄権者を出し10月6日に閉幕したドーハ世界陸上にあるのだろう。
この時のレースは深夜のスタートではありましたが、多数の途中棄権者は主催者側としたら選手の危険を考えれば当然の事と思います。
競歩のレースもTV中継を見ていましたが、日本の選手は暑さ対策も万全で好成績を残し代表内定を貰っていましたが、そのTV画面の後方で周回遅れの選手がフラフラになりながら、給水所の机の方に倒れる姿も移り出されておりました。
深夜のレースにも関わらず、脱水症状や熱中症の症状が出たのでしょうね

マラソン代表選手の選考レースMGC(マラソン・グランド・チャンピオンシップ)も東京の新国立競技場でマラソン発着を行うつもりでオリンピックと同じコースで暑さを加味してのレースでした。
初の試みにて結果は富士通の中村匠吾選手が2時間11分28秒で優勝、2位は同36秒でトヨタ自動車の服部勇馬選手で東京五輪の日本代表に内定しました。
有力視されていた大迫傑選手、設楽悠太選手、井上大仁選手に勝っての内定ですから文句はありませんが、内定の二人が暑さに強いのも味方になったのでしょうね。
川内優輝さんはMGCの資格がありながら「自分は暑さに弱い」として不参加でしたもんね。
そんな中での国際オリンピック委員会の「開催地変更」の提案なんでしょうね。
◇
選手ファーストと言いながら

この国際オリンピック委員会の提案に東京都は真っ向から反対するのは当然でしょう。
開催までの準備やその開催地の整備をやっているのですから当然ですよね。
選手には関係ないでしょうが、都の予算で準備もして来たし開催までの時間も少ないし・・・・
しかしながら、競歩の選手は最初の方に言ってました。
「東京オリンピックのコースを試走したが、出来ればもう少し日陰のあるコースに変えて欲しい」と。
選手ファーストと言いながら選手の意見は聞いていなかったんですね。
オリンピックの後にはパラリンピックも開催されます。
「車いすマラソン」も同じコースで行われますよね
車いすの選手は普通よりも地面に近く、地熱で温度も高くなり尚の事過酷な状況なんです。
マラソンに限らずトライアスロンのコースも「水が汚い・臭い」などの不評も出ていましたね。
国際オリンピック委員会の選手の安全を第一に考えて開催地の変更か、はたまた、東京都が提案する「早朝3時スタート」の早朝スタート案になるのか、選手ファーストならば早めの決定を願いたいもんです。
◇
早朝からの練習

10月のドーハ世界陸上に参加出走した川内優輝選手は女子のマラソンを見て、深夜のスタートに備えるべく昼夜逆転の生活スタイルに変更したそうです。
海外旅行に行っただけでも「時差ぼけ」になる人もいる中で、アスリートが最高の結果を出すのに体調を持って行くには大変な事でしょうね。
しかし、よく考えてみると大学生の陸上部や社会人の陸上部なんかは早朝と夜間の練習を毎日行っていますよね。
私も送迎の仕事の関係上6時過ぎには家を出るのですが、長崎市に拠点のあるMHPS(三菱日立パワーシステムズ)の選手たちの早朝からの走り込みを行っているのに遭遇致します。
我々一般人でも早朝にウオーキングやジョギングをしますしね。
「早朝からのスタート」に付いては早めに決定してあげればその日程に合わせて調整出来るんじゃないかと思いますね。
只、世界的に見れば時差があるし問題も無いのでしょうが、日本人としては早朝からの生の観戦はどうすればいいのか、午前3時のスタートならばその前に観戦道路にいなくちゃならないし、警備の皆さんやボランティアの皆さんは夜半からの待機で準備しなければなりませんよね。
いくら大都会と云えど交通手段も心配ですね。
◇
札幌開催
涼しい北海道の札幌開催を提案されましたが札幌だって早く決めないと準備が出来ませんよ。
冬の札幌は雪祭りで賑わいますが、夏だってみんな涼しい北海道の魅力に誘われ観光に行く人も多いんです。
夏祭りと云う物も60年余り開催されているそうで開催日がオリンピック誘致時期と重なるそうです。
観光客の増加に夏祭りで宿泊先のホテル不足も云われていましたし、何よりも事前準備も大変だ!!
北海道民はマラソンの候補地に賛成の方も多いと云います。
私だって地元でオリンピックが見られるならば大賛成します。
しかし、単純に考えても事前準備や掛かる費用の捻出、そう簡単な話ではないでしょう事は素人にもわかります。
◇
まとめ
1964年に行われた東京オリンピックが56年ぶりに再び開催されます。

半世紀ぶりに行われる日本のオリンピックに目前にして暗雲が立ち込みました。
選手ファーストで考えてあげるのは勿論ですが、無事に何事も無く終了する事が1番大事です。
世界のアスリートの半端ない記録に歓声を上げ、その偉業を目のあたりにしたら子供たちの目標も沸き上がります。
人類が持つ身体能力を競い合う姿こそが五輪の神髄でしょう。
今回の問題には開催地の利権と欲もチラホラ感じます。
日本人に金銀銅のメダルを取らせようとの策略も感じます。
色々な駆け引きにて問題が長引くようでは選ばれた選手も満足な力を発揮することが出来ません。
願わくば、早めの決定にて開催までの残りの時間を、選手達がトレーニングや調整に専念出来るようにしてあげてください。
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