金谷拓実がアマチュア優勝。マスターズトーナメントも無駄ではなかった

2019年三井住友ＶＩＳＡ太平洋マスターズで金谷拓実がアマチュア優勝しました。

最終日の18番の最終ホールまで 世界ランク90位で2019年の日本ゴルフトーナメントの賞金王を争っている ショーン・ノリスに勝ったんです。

最終ホールでショーン・ノリスに先にバーディーパットを入れられたのに、イーグルを取って勝つなんて只物ではないですね。

このアマチュアでの優勝は、アマ優勝は1980年の倉本昌弘（中四国オープン）、2007年の石川遼（マンシングウェアオープンKSBカップ）、11年の松山英樹（三井住友VISA太平洋マスターズ）に次ぐ快挙です。

先輩3人も偉大な功績を残しており、プロ転向もまじかに見据え久々に男子ゴルフ界に明るいニュースが出来ました。

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春のマスターズトーナメントも好記録

この青年のゴルフの成績は今に始まった事ではありません。

5歳からゴルフ始め

2015年日本アマを17歳51日の史上最年少で制覇。

高3で男子ツアーの最終予選会に挑戦も上位突破できず、プロ転向を断念し東北福祉大へ進学。

2017年日本オープン2位。

18年10月のアジア太平洋アマで優勝。

2019年マスターズ58位

全英オープンに出場（予選落ち）。

金谷拓実さんの事は前回も詳しく書きましたが、その実力と努力の結果がやっと実を結んできましたね。

【こちらもどうぞ】

金谷拓実はマスターズベストアマを取れるのか？実力の程は松山英樹とどう違う？

今年の春のマスターズトーナメントもベストアマチュアを期待していたのですが、惜しくも逃してしまいました。

結果的には58位の成績だったのですが、3日目までは-1アンダーの19位と健闘で日本人では松山英樹に次ぐ2位の成績だったのです。

最終日は、スコアを気にせずに果敢に攻めのゴルフですから満足の行く今年のマスターズトーナメントだっと思われます。

世界最高峰のトーナメントに出場は今後の彼のゴルフ人生に大いにプラスになる事と思います。

よくよく考えて見たら、彼の進んだ大学はスポーツの盛んな大学なんですね。

宮城県仙台市の東北福祉大学なんですが、沢山のプロゴルファーやプロ野球選手を輩出しております。

• 　ゴルフ部と野球部の主な卒業生は？
• 　東北福祉大ゴルフ部の練習メニュー
• 　ゴルフ部の監督の実績は？
• 　金谷拓実の今後のプロ転向はいつ？

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ゴルフ部と野球部の主な卒業生は？

東北福祉大学出身のゴルフ部・野球部の主な卒業生

• 　男子ゴルフ松山英樹　・　池田勇太　・　谷原秀人　・　宮里優作　・　星野英正　・　藤本佳則　・　岩田寛　・　谷口拓也
• 　女子ゴルフ佐伯三貴　・　原江里菜　・　菰田依未（こもだえみ）
• 　プロ野球佐々木主浩（マリナーズ）　・　金本知憲（阪神）　・　斎藤隆（楽天）・　菊池雄星（マリナーズ）　・　和田一浩（中日）他多数
• 　他の種目鈴木明子（フィギュアスケート・ソチ、バンクーバー五輪代表）
  西内洋行　（トライアスロン選手・アテネ五輪代表・シドニー五輪代表）

他にも沢山のプロ野球選手や有名人の方がいらっしゃいました。

ちなみに、宮城県では国立の東北大学に次いで2番目（11/2）に有名人の排出が多い大学です。（全国では519/56番目）

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東北福祉大ゴルフ部の練習メニュー

どんなに凄い練習なのかは個人差もあるので一概には言えませんが、ゴルフ部のメニューとしては、

• シーズン中の4月～11月はゴルフ場で週3日の部活。
• オフシーズンの12月～2月は室内練習場を使い、週4日のトレーニング。
• 3月にはオーストラリア合宿があり、ベストな状態でシーズンに入れるように東北福祉大出身のプロにレッスンしてもらうなどしています。
• 部活がない日でも各自で練習をしてスキルアップをしています。

そんな部活動の中で金谷拓実の部屋の9X9のマス目に書かれているのは

『320ヤード』

『高い球』

『3ｍ以内』

『スクワット150kg』

『運動後プロテイン』

『1日5食』

『人間性』

『誠実』

『スピーチ』

『英語』

『単語覚える』

『笑顔』

東北福祉大に進んだ金谷が広島県呉市に帰省するのは「正月と中国オープンに出るとき」のみ。

陰に隠れて猛練習を行っているのです。

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ゴルフ部の監督の実績は？

そんな強豪のゴルフチームを率いる監督さんは凄い方なのでしょうね。

でも　　・・・

失礼ながら、「名選手必ずしも名監督にあらず」との言葉もありますからねえ・・・

それで調べて見ましたら、びっくり仰天でした！！

ゴルフ部監督を務めるのは阿部靖彦氏。

秋田県立大曲農業高校卒業後、東北福祉大学・社会福祉学部・社会福祉学科を卒業。

昭和60年4月から同大学職員として勤務。

自身も野球部だった経緯から平成元年に軟式野球部監督に就くと、同年には同好会としてスタートしたゴルフ部の初代監督に就任した。

ゴルフ選手としての経験はゼロだが、そこからゴルフ部を大学ゴルフ界屈指の強豪に育て上げ、松山選手らを輩出、いまでは名将の地位を得ている。

平成24年からは硬式野球部の総監督も兼務する。

今現在で東北福祉大学のスポーツの顔とも言えるゴルフ・野球の監督さんなんです。

ゴルフの経験が無くても有名な指導者はいらっしゃるんですよ。

箱根駅伝の出走経験や出場校OBではないけど現在の青山学院大学マラソン部の原晋監督のような方なんでしょうね。

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金谷拓実の今後のプロ転向はいつ？

今後注目されるのは、いつプロ入り宣言をするのだろうかですね。

2019年6月の時点では、「プロ転向はトーナメントで優勝しても大学4年間はアマチュアのままでいると思います」と話していました。

そのトーナメントで優勝したわけで、日本ツアーの2年シード権を獲得しました。

現在大学3年生の彼の口からは「学生があと1年ある」と即転向には慎重も、プロへの青写真はあるようです。

まとめ

大学の大先輩の松山英樹さんと同じラウンドで戦いたいとかつてから言っていましたが、その目撃も間もなくのようですね。

女子ゴルフ界も「黄金世代」と云われる若い人が引っ張っています。

金谷拓実君も同じ「黄金世代」なんですね。

一時期、松山英樹さんや石川遼君が出てきた時もビックリしましたが、そんな彼らも27・28歳。

そんな彼らを憧れ、追ってきた若者が「世界一」を目指して走り出します。