MGCに長崎から十八銀行・野上恵子選手の近況・コンディションは?
東京オリンピックに向けて2019年9月15日に女子は午前9時10分に熱い戦いがスタートします。
長崎からは十八銀行所属の野上恵子選手がMGCの出場権を獲得し、オリンピックに向けてレースに挑みます。
現在十八銀行陸上部は6人の部員で頑張っており、去年は部員不足にて駅伝にも参加できず、ようやくギリギリのメンバーが揃い今年は若手と共に躍動の年です。
その景気づけに何ともしても野上恵子選手の東京オリンピックに向けてのレースで頑張ってほしい所です。
年齢から考えてもオリンピックへの挑戦は最後かもしれません。
◇
野上恵子選手の経歴
1985年生まれ
兵庫県の強豪校である須磨学園高等学校 陸上部でしたが、高校時には目立つ記録はありませんでした。
高校卒業後にサニックスに入社し陸上部に入部しますが廃部となります。
それに伴って長崎市の十八銀行女子陸上部に移籍し、当時の同部の扇まどか選手らとチームを引っ張りました。
8度出場するマラソンの記録は6回ベスト10入りしており、その内の4回に2位の成績とコンスタントに高い成績を残しており、2018年3月の名古屋ウィメンズマラソンで5位ながら2時間26分33秒でMGCの切符を手に入れました。
MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の参加資格者は15人いたのですが、中野円花(ノーリツ)・谷本観月(天満屋)・池満綾乃(鹿児島銀行)の3選手が辞退したために12人にて争われます。
タイム的には厳しいレースですが頑張ってほしい所です。
◇
近況
去年のアジア大会で銀メダルに輝き今年5月の仙台国際ハーフマラソンでも優勝しましたが、その後に左足のすねを痛め治療と並行してのトレーニングを続けています。
現在は長距離を走りきる体作りを進め先月は東京でレース本番のコースを試走しました。
怪我に悩まされる不運にも負けず、強い精神力で今までも頑張ってきた彼女の強さは粘りかと思います。
最近のインタビューでは「暑さの中で後半の30キロを超えたあたりが勝負どころになると思うので、持ち味の粘り強さを生かしたい」と話しました。
それに「誰もが走れる舞台ではないので、しっかりと結果を残したい」と強気のコメント。
これこそが彼女の強さと云えるのではないでしょうか。
◇
まとめ
MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)のような一発勝負は日本では珍しいですね。
今迄は周りの感情が入り、疑わしいような選出もありましたが今回は皆が一列です。
あの強い福士加代子さんでも転倒でのアクシデントで途中棄権して、次のレースで出場枠に滑り込みました。
東京オリンピックをも見越した季節において、そのレースに合わせて調整するのも難しいでしょうが、代表を勝ち取れば東京オリンピックに向けて多くの準備ができる筈です。
今は体調不良でも内定を勝ち取れば時間は十分にあります。
近所の運動公園で一般市民に混じって練習をしていている野上恵子選手。
長崎を代表してオリンピック内定を勝ち取ってください。
ガ ン バ レ 野 上 恵 子
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