令和元年の長崎くんち、江戸町の演し物紹介。オランダ船の迫力 2019
オランダ風の服装を身にまとい、船上でお囃子を務める子供たちが賑やかです。
ベルリラなどのお囃子の楽器の音が流れてきました。
「もってこーーい」
「もってこーーい」

日の丸とオランダの国旗を帆に見立て
いざ出港です。
◇
江戸町の由来
この町は、戦国時代末期にあたる天正13年から文禄元年(1585~1592)にかけて設立され、
当時、長崎の最南端の町であったと共に、オランダ屋敷(出島)に直面する異国情緒豊かな町でした。
町名は、奉行所があるため、江戸から派遣された役人が多かったこともあるが、
江戸のように栄えることを祈願して名付けられたのだというそうです。
その為に、市中心部にある元の県庁所在地が江戸町界隈です。
(現在、県庁は長崎駅横に移動しています)
江戸時代初めまでは県庁より下が崖であり(現在の大波止付近)、
長い岬の先端部分にあたっており、
その長い岬が『長崎』の語源となっています。
◇
江戸町の演し物 阿蘭陀船
阿蘭陀船と書いて、オランダふねと呼んでます。
全長6.2メートル、巾2メートル、高さ4メートルで、重さは約3トンあるそうです。
下部に車輪は付いてますが,総勢20数名の根曳衆が「コンミ」と声を掛けると、
観衆が「シャーレ」と返し、みんなで盛り上がって楽しみます。
ちなみに、くんちの掛け声は
『もってこーーい』 → 「首を長くして待ってるぞ。早くこい」
「アンコール! アンコール!!」
『しょもうやれーー』 → 「もう一回やれー」
◇
江戸町は、江戸時代に出島のすぐ正面に位置していたため、
出島のオランダ人とも交流があったようです。
オランダ風の服装で囃子を奏でる子供たちを乗せ、
はるか異国の地より
荒波にも負けずに航海して来た様子を荒々しく表現しますよ。
根曳衆が荒れ狂う荒波の中を航海する様子を表すのに
船を力ずくで回転(回す)する時の音がまた凄いんです。
3トンもの重量を支える車輪が石だたみに軋ませる音。
ゴリゴリ ギーギーと荒れ狂う荒海を十分に思い起こさせます。
阿蘭陀船は世界の珍しい物をたくさん乗せてやって来ました。
象やラクダも運ばれて来たそうですよ。
その中でも有名なのは
・・・
・・・・
そうです

8代将軍吉宗が注文した 象 でしょうね。
象は1200キロの道のりを80日間で歩き通し、街道は、長崎から江戸まで見物人が鈴なりになったそうです。
象は無事に京都を経て無事に江戸に到着。
浜御殿(現在の浜離宮)で飼われ、もちろん将軍吉宗も見物したそうですよ。
オランダ船で何か月も航海し、それから道なき道を江戸まで歩くのですから
象にとっても
『しんどいぞう』 でしたでしょう。
そんな思いを乗せて演じる阿蘭陀船
根曳衆の掛け声や子供たちのお囃子に乗せて船出する様をご覧ください。
◇
アクセス

- 路面電車
- 【諏訪神社】
- 長崎駅前電停から3番系統蛍茶屋行きに乗車し、諏訪神社電停で下車。徒歩約2分
- 【中央公園】
- 長崎駅前電停から1番系統崇福寺行きに乗車し、新地中華街電停でのりつぎ券をもらい下車。
- 5番系統 石橋ー蛍茶屋行きにのりつぎ、めがね橋電停で下車。徒歩約2分
- 【お旅所】
- 長崎駅前電停から1番系統崇福寺行きに乗車し、大波止電停で下車。徒歩約3分
- 【八坂神社】
- 長崎駅前電停から1番系統崇福寺行きに乗車し、崇福寺電停で下車。徒歩約2分
| 路線案内図 ( 4628KB ) |
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